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2016年1月8日金曜日

大晦日のケルンで多くの女性が暴行を受ける事件が発生。ヨーロッパでの年越しは危ないのか?

 ドイツ・ケルンの中央駅前で12月31日の夜、複数の女性が男の集団から性的暴行や金品を奪われる被害を受けたとの報道がありました。
 日本の新聞・テレビでの報道での扱いはかなり小さいものですが非常にショッキングかつ重大な事案であり、ヨーロッパ旅行そのものを心配される方もいらっしゃるかもしれません。

 私も何度かヨーロッパで年明けを迎えたことがありますので、その経験から今回の事案を考えてみたいと思います。


<事案の概要>

 報道された内容をまとめると事案の概要は以下のとおりです。(今後変更になる可能性あり)

  • 12月31日から1月1日にかけ、ケルン中央駅とその周辺の広場で、女性が男の集団から「財布を奪われる」「侮辱を受ける」「体に触れられる」「服をはぎ取られる」といった暴行を受けた。
  • 被害女性の証言によれば、犯人は中東・北アフリカ系の男たちで合計すると1000人以上に上る。
  • 被害を受けた女性は5日午前の段階で90人に上る。その4分の1が性的被害を受け、1名は強姦されたという。
  • 被害者の3/4はケルン在住者ではなかった
  • ケルンだけでなく、シュトゥットガルト、ハンブルクでも同様の行為があった。
  • この他、男たちは花火を人々に対して打ち込むなどの行為も行っていた。

 ドイツでは、これらの犯罪が難民の受入によるものだとの議論も起こっており、メルケル首相の難民の積極受入れ政策の継続性にも注目が集まっています。


<ヨーロッパの年越しは激しい>

 ドイツ警察がコメントしていますが、このような行為は従来は起こっていなかったものであり、今回の事案だけをもって大晦日のケルンが危ない場所」とは直ちには言えないでしょう。

 ただ、何度かヨーロッパで年を越した経験からすれば、ヨーロッパの年越しはかなり過激です。

 数年前にフランスのある地方都市で年を越したときは、主要な通りで夜中まで爆竹が頻繁に鳴らされており、また、部屋の中でミラーボールを回転させながら窓も全開に大音量で音楽をかける家もありました。うるさくて寝られたものではありません。

 一昨年にイタリア・ナポリで年を越した際も、街中で打ち上げ花火を打ち上げる爆竹を鳴らすということが街の至る所で見られ、それが年が明けるまで、ずっと続きました。特に爆竹の音はものすごく、「ホテルの躯体に影響が出るんじゃないか?」という轟音も何度かありました。
 これは、旅行記でもお伝えしているところです。

街中でゲリラ的に打ち上げられる花火


 いつもは静かな街も、大晦日は羽目を外して良いという雰囲気が何となく漂っています。そして、昼から酔っている人も多く見かけました。
 正直なところ、私はこの雰囲気が嫌いですし、何が起きてもおかしくない危うさを感じていました。

 もちろん、全ての場所が危ないということはありませんし、昼と夜では雰囲気も全然違ってきます。街の雰囲気を敏感に察知して、危うい場所、人、雰囲気を避けるという基本的なことができていれば、避けられるリスクがほとんどでしょう。


<自分の身は自分で守るしかない>

 大晦日は、人の心も緩みがちで、そこにアルコールが加わると、モラルが保たれないことも多くなると思います。
 現地の人と楽しく飲んで騒げるかもしれませんが、酔った相手に絡まれたり、暴行される可能性は高くなると言って良いでしょう。
 そして、我々日本人は外国人であり、いわれなき差別や被害を受ける可能性があることは十分認識しておくべきです。

 たった1度の嫌なことで、楽しい旅行の全てが台無しになる可能性があります。
 私は楽しめる可能性を追求するより、嫌な思いをするリスクを避けることにしており、大晦日は早めにホテルに帰ることにしています。

 自分の身は、自分で守るのが鉄則です。
 リスクはご自身でしっかり認識した上で、海外旅行を楽しんで頂ければと思います。



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