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2016年9月19日月曜日

アメリカ・ニューヨーク市で爆発事件。欧州での対応は?

 9月17日夜(現地時間)、アメリカ・ニューヨーク市で爆発が発生し、多数の負傷者が出ました。現在のところ、犯行声明は出されておらず、テロと断定される証拠は見つかっていないようです。
 これを受けて、ヨーロッパ各国の日本大使館から何らかの情報が発信されているのか、確認してみました。


<事案の概要>

  • 9月17日夜(現地時間)、ニューヨーク市マンハッタン区(チェルシー地区)の路上のゴミ箱が爆発
  • 負傷者は29名(消防当局発表)
  • 犯行声明は確認されていない。テロと断定できる証拠も見つかっていない。
  • 同日午前、ニュージャージー州シーサイドパークのマラソンレース会場でもパイプ爆弾が爆発。両事件の関係性は不明。
  • ニューヨーク市は現在、国連総会開催中(9/13~26)。


<外務省からの注意喚起>

 外務省からは、米国への渡航・滞在する者に対して、

  • 報道国土安全保障省のテロ関連情報サイト等に注意を払う
  • テロの標的となりやすい場所(不特定多数が集まる観光施設や公共交通機関など)を避ける
  • 不審な状況を察知したら速やかにその場を離れるなど、安全確保に注意する

という注意喚起が出ています。

 また、

  • 海外渡航前には、家族や職場等に日程・渡航先の連絡先を伝える
  • 海外滞在中も安全情報を随時受け取れる「たびレジ」に登録する
  • 3か月以上滞在する方は在留届を提出する

もあわせてお知らせされています。


<たびレジへの登録>

 外務省は、海外滞在中も安全に関する情報を随時受けとれるよう、「たびレジ」への登録も推奨しています。
 「たびレジ」とは、いざという時、在外公館などから緊急時情報の提供を受けられる登録システムです。現在のようなテロの不安が増している状況下では、情報の入手が極めて重要です。情報を入手できないことが命取りになる可能性すらあるでしょう。
 ぜひ、登録されることをお勧めします。

 登録はこちらから。(外務省「たびレジ」トップページ)


<ヨーロッパ各国の日本大使館からの注意喚起状況>

 外務省のHPを見る限り、ヨーロッパ各国の日本大使館からは、アメリカの事件を受けて注意情報が出された様子はありません

 英国、フランス、ドイツ、スペイン、イタリア、スイス、オーストリアあたりを見てみましたが、直近で「犠牲祭(イスラム教の祝日)期間に伴う注意喚起」が掲載されているくらいです。これも、9月12日から15日頃までを対象として事前に出されていたものですから、今回の事件とは直接の関係はありません。

 ただ、アメリカの事件を受けて、新たな注意情報が出される可能性は十分ありますので、渡航を予定する方はこまめに外務省HPを見ておくと良いでしょう。


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2016年9月14日水曜日

支払手段としてのクレジットカードと現金、どっちがお得?(その2)

 海外旅行での支払手段であるクレジットカードと現金。
 安全性を考えてクレジットカードをメインに予備的に現金、というスタイルに死角はないのか、検討してみたいと思います。
 具体的には、現金の両替について、両替する場合と現地ATMで引き出す場合について、外貨交換レートの観点から見ていきたいと思います。


<クレジットカードの決済レート>
 海外でのクレジットカード決済レートには二重の手数料が取られている、という事実をご存知でしょうか?
 海外で外貨決済して日本円で支払う場合、(1)国際ブランドによる交換手数料、に加えて、(2)クレジットカード発行会社の手数料、の2つが課されます。

 (1)は、VISAやマスターといった国際ブランドが外貨交換に際してレートを設定しており、その値は仲値に一定の手数料を加えたものです。(結果としての数字(TTS)は一部で公表されているものの、その算出方法は非公表のようです。)
 (2)は、各クレジットカードが事務処理コスト等の名目で独自に定めており(例えばDCカードでは1.55%)、1%台のことが多いようです。


<現金両替の決済レート>
 現金両替は、それぞれの両替所が仲値に手数料を加えて独自に設定するレートになります。
 外貨の売却(外貨から円)、購入(円から外貨)の両方が掲示されていますので、仲値(それらの中間)との差から両替所の手数料が算出できます。
 個別の両替所のレートには言及しませんが、結構な手数料を取っていると感じます。


<現地ATMでの引き出しレート>
 日本の金融機関には、国際キャッシュカードを発行しているものがあり、日本での預金を海外のATMで引き出すことができます。具体的には、SMBC信託銀行プレスティア(旧シティバンク)、新生銀行を見ていきましょう。

 SMBC信託銀行プレスティアでは、引き出しのレートは「SMBC信託銀行店頭での米ドル電信売レート(TTS)3%を加えたレート(TTS×1.03)」とされています。これは、クレジットカードで見た、国際ブランドの手数料+カード会社の手数料、という仕組みに似ています。さらに、ATM使用時の手数料が200円かかります。
 新生銀行では、引き出しのレートは「Visaワールドワイドが定めるレート4%を加算したレート」とされています。これも、クレジットカードで見た仕組みとそっくりですね。

 正直なところ、SMBC信託銀行プレスティアも新生銀行も、独自に設定する3~4%の手数料は高いと思います。


<ソニー銀行での現地ATMの引き出しレート>
 SMBC信託銀行プレスティア、新生銀行は、日本円を外貨に両替して現地で引き出すのに対し、ソニー銀行は、外貨両替した外貨を直接、海外ATMから引き出すことができます。そして、ソニー銀行は、外貨両替の為替コストは非常に安い、という特長があります。例えば、米ドル、ユーロともに1通貨あたりのコストは15銭しかかかりません。これは1ドルが100円と仮定すれば、たったの0.15%です。
 その上、海外で引き出す際の手数料も、1.76%と設定されており、SMBC信託銀行プレスティア、新生銀行と比較し、格段に安いことがお分かりになると思います。


<結論:最もお得な支払い方法は?>
 少なくとも両替に関しては、ソニー銀行の外貨預金を現地で引き出すのが最も有利と言えそうです。
 では、それがクレジットカードと比較してどうなのか?というと、国際ブランドのレートが非公開である以上、断定的なことは言えません。が、ソニー銀行の非常に手数料と為替コストに勝つには、国際ブランドのレートは相当低い手数料になっていないと不可能ですし、仮にソニー銀行より低い手数料になったとしても、その差は微々たるものになるでしょう。
 また、レートが非公開というのは、やはり気持ち悪さが残ります。

 以上、クレジットカードでの支払いと現金での支払いについて、比較してみました。


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支払手段としてのクレジットカードと現金、どっちがお得?(その1)

 海外旅行では、ショッピングや食事、宿泊代金など、必ず支払いが発生します。その手段としてクレジットカードと現金がありますが、どちらが良いのでしょうか?検討したいと思います。

<支払手段としてのクレジットカードと現金>

1.クレジットカード
 ヨーロッパの多くの国では、デパートやスーパー等でのショッピング、レストラン・ホテルでの支払いでクレジットカードが使えます。また、航空券や国鉄の乗車券だけでなく、地下鉄・市内バスなどの地域交通の自動販売機でも使えることがほとんどです。
 このように、クレジットカードは非常に有用性が高いだけでなく、ホテルの支払いのデポジットとして求められることもあるため、最低でも1枚は持って行くと良いでしょう。その際は、VISAかマスターのどちらかにしたほうが無難ですが、可能ならVISAとマスターを1枚ずつ持っていくのがベターです。

 いまお持ちのカードをそのまま持っていくのもよいですが、海外ではある程度まとまった額を使うことになりますので、これを機に支払いでマイルが貯まるエアラインのカードを作ってはいかがでしょうか。
JALマイルを貯めるなら、迷わずこのカード!

2.現金
 ヨーロッパでは多くの場所でカードが使えるとはいえ、小さなお土産屋さん、定食屋ではクレジットカードが使えないこともあり、また、チップやトイレの小銭には現金が必要です。クレジットカードの機械の故障や、通信不良によりカードが使えないという事態も日本より頻繁に起こります。
 このように、可能な限りクレジットカードで支払う予定であっても、最低限の金額の現金は必要になります。


3.トラベラーズチェック
 かつてはトラベラーズチェックを日本で用意しておき、現地でそのまま使ったり、あるいは必要な分だけ銀行で現金化したり、 という使い方もありましたが、アメックスが日本でのトラベラーズチェックの販売を中止してしまったため、今後、利用することは無くなりそうです。



<クレジットカードと現金の比較>

1.安全性
 現金は盗まれてしまうと終わりです。また、多額の現金を持ち歩くのは、リスクを伴います。多額の現金を入れた財布を支払いのたびに取り出すだけで、犯罪者を誘引してしまいます。
 これに対し、クレジットカードは原則として本人しか使えませんし、紛失してもカード会社に連絡して再発行が可能であり、安全性が高いといえます。

2.汎用性
 クレジットカードは対応していない店がありますし、少額の決済では使えません。
 これに対して、現金での支払いが拒否されることはなく、汎用性では圧倒的に現金が優っています。

<クレジットカードがメインでOK?>

 以上を見ると、クレジットカードでの支払いをメインにしつつ、使えない場合に備えた分だけ現金を用意しておくのが良い、と考えた方がほとんどではないでしょうか?
 私も以前はそのように考えていましたし、今でもその考えにも合理性があります。ただ、外貨交換レートに着目した場合、必ずしもそうとはいえない、ということに最近気づきました。次回、外貨両替との比較をもう少し考察してみたいと思います。

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