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2016年9月19日月曜日

アメリカ・ニューヨーク市で爆発事件。欧州での対応は?

 9月17日夜(現地時間)、アメリカ・ニューヨーク市で爆発が発生し、多数の負傷者が出ました。現在のところ、犯行声明は出されておらず、テロと断定される証拠は見つかっていないようです。
 これを受けて、ヨーロッパ各国の日本大使館から何らかの情報が発信されているのか、確認してみました。


<事案の概要>

  • 9月17日夜(現地時間)、ニューヨーク市マンハッタン区(チェルシー地区)の路上のゴミ箱が爆発
  • 負傷者は29名(消防当局発表)
  • 犯行声明は確認されていない。テロと断定できる証拠も見つかっていない。
  • 同日午前、ニュージャージー州シーサイドパークのマラソンレース会場でもパイプ爆弾が爆発。両事件の関係性は不明。
  • ニューヨーク市は現在、国連総会開催中(9/13~26)。


<外務省からの注意喚起>

 外務省からは、米国への渡航・滞在する者に対して、

  • 報道国土安全保障省のテロ関連情報サイト等に注意を払う
  • テロの標的となりやすい場所(不特定多数が集まる観光施設や公共交通機関など)を避ける
  • 不審な状況を察知したら速やかにその場を離れるなど、安全確保に注意する

という注意喚起が出ています。

 また、

  • 海外渡航前には、家族や職場等に日程・渡航先の連絡先を伝える
  • 海外滞在中も安全情報を随時受け取れる「たびレジ」に登録する
  • 3か月以上滞在する方は在留届を提出する

もあわせてお知らせされています。


<たびレジへの登録>

 外務省は、海外滞在中も安全に関する情報を随時受けとれるよう、「たびレジ」への登録も推奨しています。
 「たびレジ」とは、いざという時、在外公館などから緊急時情報の提供を受けられる登録システムです。現在のようなテロの不安が増している状況下では、情報の入手が極めて重要です。情報を入手できないことが命取りになる可能性すらあるでしょう。
 ぜひ、登録されることをお勧めします。

 登録はこちらから。(外務省「たびレジ」トップページ)


<ヨーロッパ各国の日本大使館からの注意喚起状況>

 外務省のHPを見る限り、ヨーロッパ各国の日本大使館からは、アメリカの事件を受けて注意情報が出された様子はありません

 英国、フランス、ドイツ、スペイン、イタリア、スイス、オーストリアあたりを見てみましたが、直近で「犠牲祭(イスラム教の祝日)期間に伴う注意喚起」が掲載されているくらいです。これも、9月12日から15日頃までを対象として事前に出されていたものですから、今回の事件とは直接の関係はありません。

 ただ、アメリカの事件を受けて、新たな注意情報が出される可能性は十分ありますので、渡航を予定する方はこまめに外務省HPを見ておくと良いでしょう。


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2016年3月23日水曜日

ブリュッセル国際空港とEU本部付近の地下鉄駅で爆発。同時テロか?外務省は注意を喚起。

<事案の概要>

  1. ベルギーの首都、ブリュッセル国際空港で3月22日午前8時過ぎ(現地時間)、爆発が発生しました。報道によれば、爆発は出発ターミナル付近で複数回発生し、少なくとも11名が死亡した模様です。現時点では爆発の原因を含め詳細は明らかになっていません。
  2. また、ブリュッセル中心部の地下鉄マルベーク駅等でも爆発が発生し、15人が死亡しました。こちらはヨーロッパ連合(EU)本部にも近く、ブリュッセルの地下鉄は全線で運行を停止し、ブリュッセルの全ての鉄道駅は閉鎖されています。


<ブリュッセル国際空港からの情報>

 ブリュッセル国際空港のHPによれば、朝8時に2回爆発があり、緊急チームが建物内で必要な措置を講じているとのことです。
 22日のフライトは全て欠航となり、利用者は各エアラインに問い合わせるよう求められています。
 空港周辺には近付かないこと、空港内の他の区域にいる乗客は更なる情報が得られるまで落ち着いて行動することを求めています。
 ブリュッセル国際空港は、全日空の直行便(成田~ブリュッセル)が就航し、ヨーロッパ各地ともネットワークで結ばれる便利な空港であり、日本人の利用も多いと推測されます。


<ベルギー政府の対応>

 外務省・海外安全HPによれば、ベルギー政府はブリュッセルのテロの脅威度を「テロの脅威が非常に高い。非常に危険な状態であり、事態は切迫している」という「脅威度4」に引き上げました。これは最高レベルです。
 なお、この爆発の発生前は、ベルギー全土は「テロの可能性があり、発生し得る」という内容の「脅威度3」でした。


<ベルギー観光局からの情報>

 ベルギー観光局HPによれば、ブリュッセルでテロが起きたことを受け、以下の措置が取られているとのことです。

  • 地下鉄全線運行停止
  • ブリュッセルの全ての鉄道駅閉鎖
  • 美術館、お店やオフィス、レストラン休館 (3月22日の対応)
  • 航空機他の空港に着陸するか、欠航
  • 国際列車ベルギー国境で運行停止(block)


<全日空の対応>

 全日本空輸は成田空港からブリュッセル国際空港まで毎日、定期便を運航しています。全日空HPによれば、テロを受け、

  • 3月22日の成田空港発-ブリュッセル空港行きの便デュッセルドルフ空港へ到着地を変更
  • 3月22日のブリュッセル空港発-成田空港行の便欠航
  • 3月23日の便(成田空港発、ブリュッセル空港発の両方)欠航

となっています。


<ベルギーに渡航・滞在される方に求められること>

 このような状況を考慮し、外務省はベルギーに渡航・滞在される方に対し、

  • 不測の事態に巻き込まれないよう最新の関連情報の入手に努めこと
  • 当面の間、空港周辺には近づかないこと
  • テロの標的となりやすい場所(公共交通機関、観光施設、デパートや市場など不特定多数が集まる場所)を訪れる際には周囲の状況に注意を払い、不審な状況を察知したら速やかにその場を離れるなど安全確保に十分注意すること

を求めています。

 また、海外渡航前には万一に備え、家族や友人、職場等に日程や渡航先での連絡先を伝えておくとともに、3か月以上滞在する方は、緊急事態に備え必ず在留届を提出するよう、呼びかけています。


<たびレジへの登録>

 外務省は、海外滞在中も安全に関する情報を随時受けとれるよう、「たびレジ」への登録も推奨しています。
 「たびレジ」とは、いざという時、在外公館などから緊急時情報の提供を受けられる登録システムです。

 具体的なメリットは、

  1. お役立ち情報の提供:旅行日程を登録することで、旅行先の在外公館の連絡先や旅行先国の渡航情報が見られる。
  2. 緊急時の情報提供:登録したすべてのメールアドレスに、在外公館が発出する緊急一斉通報や最新渡航情報メールが送られる
  3. 緊急時の連絡旅行先の国・地域で緊急事態が発生した際、登録した電話番号や宿泊先をもとに、緊急時の連絡を行う

というものです。
 登録には、パスポート番号のほか、旅行の日程(国と都市)を明らかにする必要があります。実際にやってみると、5分程度の簡単なものです。

 現在のようなテロの不安が増している状況下では、情報の入手が極めて重要です。情報を入手できないことが命取りになる可能性すらあるでしょう。
 ぜひ、登録されることをお勧めします。

登録はこちらから。(外務省「たびレジ」トップページ)


<関係機関HPでの情報収集>

 テロなど安全に関しては、関係する機関がそれぞれ情報を発信していますので、直接、ご自身で確認されることが大切です。
 現時点では、全ての機関で情報が発信されているわけではありませんが、今後、情報を発信する可能性が高い機関を列挙しております。ご活用下さい。



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2016年1月27日水曜日

シェンゲン協定崩壊の危機?欧州でのパスポート・コントロール強化の行方

 ヨーロッパを旅行すると、国境を越えるたびにパスポートを提示し、出国・入国の審査を受ける必要がないことに驚きます。旅行者にとっては、時間と手間の節約になる大変有り難い制度ですが、これが今、危機を迎えていることをご存知でしょうか?


<ヨーロッパ各国を国境検査無しで自由に移動できる制度 ~シェンゲン協定~ >

 そもそもヨーロッパ各国をパスポートの提示無しに移動できるのは、多くの国が署名する「シェンゲン協定」が、国の間での国境検査を撤廃すると定めているからです。

 現在、EU加盟国では英国、アイルランドを除くほとんどの国が既に加盟又は加盟予定となっています。また、非EU加盟国でも、ノルウェー、アイスランド、スイスが加盟しています。
 地図と見比べてみるとシェンゲン協定締約国の分布が一目瞭然で、旅行者にとって実に便利なことが良くおわかりだと思います。


<フランスでのテロが状況を変えた>

 このシェンゲン協定は、旅行者にも便利でしたが、同時にテロリストに便利な制度でもあったことがフランス同時多発テロで明らかになりました。
 同事件では、犯人は難民としてギリシャから入国したとみられており、難民に紛れてテロリストが入国する危険が現実のものとなったのです。
 大量に流入する移民・難民だけでも厄介な問題を抱えており、大晦日にケルンなどの諸都市で移民が婦女暴行を含む事件を起こしたのは記憶に新しいところです。それに加えて、テロの危険まで高まるとなると、各国も慎重にならざるを得ません。

 シェンゲン協定は例外的な状況において最長2年間に限り国境での入国審査の再導入を認めると定めていることから、既にオーストリア、ドイツ、デンマーク、スウェーデン、フランス、ノルウェーが、6か月の期限付きで入国審査を再導入しています。
 また、EU各国は、最長2年の延長がありうるということで認識が共有されているとの報道がなされています。


<シェンゲン協定は復活するのか?それとも、永遠に停止してしまうのか?>

 いま、この瞬間も多くの移民・難民が欧州に押し寄せています。
 移民・難民をどう管理していくのかを早急に決め、実施して行くことが、入国審査の撤廃という姿に戻す前提になるでしょう。

 しかし、それは決して容易なことではありません。 
 EUの関係者や各国の閣僚からは、シェンゲン協定に対する批判的な発言もみられます。

  • オーストリア内務相シェンゲン協定からギリシャを排除すべき
  • ドイツ財務相シェンゲン協定は破綻に近い。EUは移民・難民対策を増額せよ

  •  デンマークでは、難民対策として、難民から1万クローネ(約17万円)相当以上の貴重品を没収する権限を警察に与える法案を可決するなど、難民対策は各国でも進んでいくことと思われます。
     EU大統領は「難民対策を打ち出すには3月がタイムリミット」とも発言しており、これから1か月ほどの間に打ち出される対策が、シェンゲン協定という制度を維持するかを決めることになるのです。

     旅行者にとっても影響が大きく、関心が高まるこの話題。引き続き、EUの動向には注意していく必要がありそうです。


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    2016年1月13日水曜日

    大晦日のヘルシンキ、チューリッヒでも難民による女性への集団暴行事件が発生していた!昨夏のストックホルムでも。

     12月31日の夜、ケルンで難民と思われる集団が窃盗や女性への暴行などを働いたとの報道については以前、ご紹介しました。

    大晦日のケルンで多くの女性が暴行を受ける事件が発生。ヨーロッパでの年越しは危ないのか?』(1月8日のブログ)

     ドイツをはじめヨーロッパでは、かなり大きな問題となっており、新たな事実が明らかになってきました。
     何と同日、フィンランド、スイスでも同様の事案が起きていたこと分かったのです。


    <フィンランド>

     大晦日のヘルシンキ中央駅では、イラクからの難民申請者1000人が集団暴行を起こしています。事前にこれら集団による女性への性的嫌がらせ計画の情報が寄せられていたとのことです。


    <スイス>

     大晦日のチューリヒで、複数の女性から性的暴行の被害届が出されており、アラブ系の外見の若い男の集団が犯行に関わっているとのことです。


    <昨年の夏のスウェーデンでも>

     これだけ見れば、大晦日から新年にかけてのどさくさに紛れた犯行が起きただけのようにも見えますが、実はストックホルムでは昨年8月、野外音楽祭で女性に集団暴行事件が起きていたことが明らかになりました。これは内部メモから明らかになったものです。
     ここでも犯人は移民とみられる若い男たちで、多数の女性が性的暴行を受けています。


    <これらの事件をどう見るべきか?>

     今回の一連の報道で分かったことは、

    • 移民・難民による犯罪(特に、女性への性的暴行)は、ドイツだけなく、移民・難民を多く受け入れているどの都市でも起こりうる
    • 大晦日だけでなく、人が多く集まる場所やイベントではいつでも起こりうる(野外音楽イベントなど。大晦日だけ気を付けていてもダメ)

    ということです。

     そして、各国ともに移民・難民政策への影響を避けたいという思惑から、迅速な情報が提供されない状況にあったということです。去年8月の事件がようやく公表されるスウェーデンなど、隠蔽そのものです。

     ただ、今回、多くの事案が出てきたことをきっかけに、他にも隠蔽や意図的に放置されてきた事案がないか追求する動きは、各国で確実に起こるでしょう。そして、それを受けて必要な警備の強化はある程度、なされることと思います。この点については、欧州旅行をお考えの方は、引き続き、報道をこまめにチェックすることである程度、その国の危険性を判断できるようになると思います。


    <自分の身は、自分で守るしかない>

     とはいえ、今後も移民・難民の犯罪は一定程度は起きるでしょう。既に入国した移民・難民は引き続き欧州にとどまりますし、一般論として彼らが経済的に恵まれないのは事実です。

     移民・難民の多い地区に近付かないのはもちろんのこと、人気(ひとけ)のない場所は避ける夜間の外出では積極的にタクシーを使う等の自衛手段を徹底して、自分の身は自分で守るという意識を持って頂きたいと思います。



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    2016年1月8日金曜日

    大晦日のケルンで多くの女性が暴行を受ける事件が発生。ヨーロッパでの年越しは危ないのか?

     ドイツ・ケルンの中央駅前で12月31日の夜、複数の女性が男の集団から性的暴行や金品を奪われる被害を受けたとの報道がありました。
     日本の新聞・テレビでの報道での扱いはかなり小さいものですが非常にショッキングかつ重大な事案であり、ヨーロッパ旅行そのものを心配される方もいらっしゃるかもしれません。

     私も何度かヨーロッパで年明けを迎えたことがありますので、その経験から今回の事案を考えてみたいと思います。


    <事案の概要>

     報道された内容をまとめると事案の概要は以下のとおりです。(今後変更になる可能性あり)

    • 12月31日から1月1日にかけ、ケルン中央駅とその周辺の広場で、女性が男の集団から「財布を奪われる」「侮辱を受ける」「体に触れられる」「服をはぎ取られる」といった暴行を受けた。
    • 被害女性の証言によれば、犯人は中東・北アフリカ系の男たちで合計すると1000人以上に上る。
    • 被害を受けた女性は5日午前の段階で90人に上る。その4分の1が性的被害を受け、1名は強姦されたという。
    • 被害者の3/4はケルン在住者ではなかった
    • ケルンだけでなく、シュトゥットガルト、ハンブルクでも同様の行為があった。
    • この他、男たちは花火を人々に対して打ち込むなどの行為も行っていた。

     ドイツでは、これらの犯罪が難民の受入によるものだとの議論も起こっており、メルケル首相の難民の積極受入れ政策の継続性にも注目が集まっています。


    <ヨーロッパの年越しは激しい>

     ドイツ警察がコメントしていますが、このような行為は従来は起こっていなかったものであり、今回の事案だけをもって大晦日のケルンが危ない場所」とは直ちには言えないでしょう。

     ただ、何度かヨーロッパで年を越した経験からすれば、ヨーロッパの年越しはかなり過激です。

     数年前にフランスのある地方都市で年を越したときは、主要な通りで夜中まで爆竹が頻繁に鳴らされており、また、部屋の中でミラーボールを回転させながら窓も全開に大音量で音楽をかける家もありました。うるさくて寝られたものではありません。

     一昨年にイタリア・ナポリで年を越した際も、街中で打ち上げ花火を打ち上げる爆竹を鳴らすということが街の至る所で見られ、それが年が明けるまで、ずっと続きました。特に爆竹の音はものすごく、「ホテルの躯体に影響が出るんじゃないか?」という轟音も何度かありました。
     これは、旅行記でもお伝えしているところです。

    街中でゲリラ的に打ち上げられる花火


     いつもは静かな街も、大晦日は羽目を外して良いという雰囲気が何となく漂っています。そして、昼から酔っている人も多く見かけました。
     正直なところ、私はこの雰囲気が嫌いですし、何が起きてもおかしくない危うさを感じていました。

     もちろん、全ての場所が危ないということはありませんし、昼と夜では雰囲気も全然違ってきます。街の雰囲気を敏感に察知して、危うい場所、人、雰囲気を避けるという基本的なことができていれば、避けられるリスクがほとんどでしょう。


    <自分の身は自分で守るしかない>

     大晦日は、人の心も緩みがちで、そこにアルコールが加わると、モラルが保たれないことも多くなると思います。
     現地の人と楽しく飲んで騒げるかもしれませんが、酔った相手に絡まれたり、暴行される可能性は高くなると言って良いでしょう。
     そして、我々日本人は外国人であり、いわれなき差別や被害を受ける可能性があることは十分認識しておくべきです。

     たった1度の嫌なことで、楽しい旅行の全てが台無しになる可能性があります。
     私は楽しめる可能性を追求するより、嫌な思いをするリスクを避けることにしており、大晦日は早めにホテルに帰ることにしています。

     自分の身は、自分で守るのが鉄則です。
     リスクはご自身でしっかり認識した上で、海外旅行を楽しんで頂ければと思います。



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    2015年12月19日土曜日

    フランス同時多発テロを受けたフランス入国と国際列車のセキュリティ(実体験)

     ヨーロッパ旅行好きのププです。
     旅行でのお役立ち情報をブログにしてお届けしています。


     今回は、フランス同時多発テロを受けた

    1. フランス入国の状況
    2. フランスからブリュッセル・ケルンへ向かう国際列車でのセキュリティ・チェックの状況

    について、私が昨日と今日、体験したことをお伝えします。

     これはあくまで私の体験であって、一般化できるものではないこと、また、今後も状況の変化が十分ありうることを予め念頭に置いたうえ、お読みいただければと思います。
     私の情報が少しでもヨーロッパへの旅行者のお役に立てば幸いです。


    (1)フランス入国の状況

     昨日(平成27年12月18日)、成田発、パリ・シャルル・ド・ゴール行きのJALでパリに入りました
     パリ到着は19時40分という遅めの時刻で、実際にボーディング・ブリッジが開いたのは20時ちょうどでした。
     シャルル・ド・ゴール空港での入国審査について、私の印象は「従来と変わったことはない」、というものです。

     ビジネス・クラスだったので早く入国審査に向かうことができたというアドバンテージはあったにせよ、私が入国審査の列に並んだ際、並んでいたのは10人未満でした。 
     実際の審査も、特段、厳しい質問もなく、淡々としており、従来と変わらない内容でした。
     むしろ、

    •  「何しに来たんだ?(ロンドン・ヒースロー空港)」
    •  「本当に変えるのか?日本行きの飛行機のチケットを見せろ(ドイツ・フランクフルト空港)」
    •  「なんでいつもスキポールかEU入りするんだ?(アムステルダム・スキポール空港)」

    などとゴチャゴチャ聞いてくる他の国よりも余程リーズナブルに感じました。

     もちろん、これは日本のパスポートと、日本国が信頼されている証だとも思いますので、万が一、それを揺るがす事態があれば、一気に厳しくなるでしょう。

     もともと空港での入国審査はきちんとなされていることから、今回のテロを受けて何かが変わる、というものでもないということだと思います。 


    (2)フランスからブリュッセル・ケルンへ向かう国際列車でのセキュリティ・チェックの状況

     私はパリで1泊したのち、翌(12月19日)朝7時55分パリ北駅発の国際列車(Thalys)でケルンに向かいました。

     パリ北駅には7時20分頃に到着したところ、列車の発車ホームがまだ表示されず、多くの人がホームが表示されるのを待っている状態でした。
     駅では、パスポートと乗車券を用意しておくべきことがアナウンスされていました。
     ホームが表示されたのは、発車15分前の7時40分
     そこから多くの人がぞろぞろとホームに向かい、警察官と思われる係員が6名で、ホームに向かう乗客のパスポートと乗車券をチェックしていました。
     なお、手荷物検査の機械はありましたが、検査は行われていませんでした。ひょっとしたら、抜き打ちでチェックすることもあるのかもしれません。
     パスポートと乗車券のチェック自体は、それほど時間がかかるものではありませんが、多くの人がそこに集中するため、かなりの行列ができており、発車は定刻から8分遅れの8時3分でした。


    (3)シャルル・ド・ゴール空港とパリ北駅の警備の状況

     従来からシャルル・ド・ゴール空港の警備は厳重で、自動小銃を持った兵士が警戒に当たっていましたが、今回はたまたま、その姿は見ませんでした。到着時刻が遅く、早く市内に向かいたいがために急いでいたので、見落としただけかもしれません。
     少なくとも、シャルル・ド・ゴール空港の警備が以前よりも厳しくなった、という印象はありません。

     パリ北駅も従来から警備が厳重な場所です。自動小銃を持った兵士は前から見かけましたが、今回訪れたときは、少し増えていたように感じました。特に、駅前のタクシーたまりの附近に兵士が固まっていたのには少しぎょっとさせられました。
     といっても、これらは印象論に過ぎません。


    <まとめ>

     パリで私が見た数少ない場所は、いずれも、観光客が移動するのに妨げになるような警備は行われていない、というのは事実でした。
     仮にまたテロが起きるとすれば、次はどの国で起きても不思議ではありません。必要以上にテロを恐れ、行動が委縮してしまうと、それこそテロリストの思うつぼ、という考えもあるでしょう。
     外務省からの情報や新聞・テレビの報道をしっかりチェックし、安全で楽しい旅をお楽しみください。





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    2015年12月4日金曜日

    鉄道をネットで予約しよう

     前回は、観光したい都市を決め、時刻表を参照しながら旅行プランを立てるところまでお話ししました。
     ヨーロッパ鉄道時刻表については、こちらからも購入できます。



     今回は、実際に列車を特定し、乗車券を購入する方法について、お届けします。


    <インターネットで列車を検索しよう>

     欧州の鉄道会社は、信用乗車制度を採用していることもあり、切符を自分で打ち出して持ち込むことが一般的です。そのため、インターネットサイトによる予約・購入システムが充実しています。

     各国鉄のサイトでは、乗車する日付・時刻と乗車駅・降車駅を打ち込めば、複数の列車を価格や提供されるサービス内容(レストランの有無など)と合わせて提案してくれます。
     この場合、ルートが1つとは限らず、所要時間が大きく異なるルートが同時に提案されていることもあり、前後の列車とも十分比較することが大切です。遅い時刻に出発する列車の方が、先に出発した列車より早く着く、ということもままあることです。
     納得するまで、いろんなプランを各国鉄のサイト上でじっくり検討してください。この作業に没頭すると、思わず時間を忘れてしまうほどです。

     内容に納得したら、そのまま座席の指定、購入に進むことが出来ます。


    <主な国の国鉄のサイト>

     以下に主要国の国鉄のサイトを列挙してみました。どの国も英語での検索、予約が可能となっています。ただ、詳細な説明のページなどは現地の言葉しかない場合もあるので、その際はgoogle翻訳などを駆使して頑張ってください。


    <インターネット検索出来れば紙の時刻表は不要か?>

     大変便利なインターネットでの鉄道の検索。
     しかし、弱点もあります。たいていの場合、紙の時刻表を併用した方が良いと思います。


     紙の方が便利な例①

     欧州では、1つの路線を運行する会社が1社とは限りません。各国国鉄サイトだけ見ていては、競合他社のサービスを見逃してしまう可能性があるのです。

     例えば、イタリアでナポリからボローニャに移動する際、イタリア国鉄のサイトで検索すると、イタリア国鉄の列車からしか選べません。一見、当たり前のように見えますが、実はイタリアではヌオーヴォ・トラスポルト・ヴィアッジャトーリNuovo Trasporto Viaggiatoriという鉄道運行会社があり、イタリア国鉄のレールを借りて列車を運行しているのです。この会社の車両はフェラーリと同じ真っ赤な車両でとてもスタイリッシュ!



     せっかくイタリアに来たのだから、この列車に乗ってみたいと思うのも自然ですよね。しかし、私がその存在に気づいたのは現地に着いてから帰国して『ヨーロッパ時刻表』を確認すると、確かにこの列車が掲載されていました。インターネットだけに頼ったことによる失敗例です。

     紙の方が便利な例②

     また、都市と都市を結ぶ経路は必ずしも一つではありません。
     ドイツのライン川沿いの鉄道には、ライン川を見られる従来からの路線のほか、内陸側に高速新線が建設されています。車窓を楽しむなら従来のルート、時間を短縮したいなら新ルート、ということも紙の時刻表なら容易に可能です。このように、複数の経路を比較する際には、紙の方が圧倒的に便利です。

     こういった理由から、鉄道を乗りこなすには、ヨーロッパ鉄道時刻表は必須と言えるでしょう。


    <チケットを購入してみよう>

     乗車する鉄道を決めたら、一等車か二等車か、キャンセル・変更可能かどうか、に注意して、購入します。購入は、クレジットカードによるオンライン購入になり、VISA・マスターなどの国際ブランドのクレジットカードがあれば可能です。個人的には一等車が断然、お勧めです。
     チケットはPDFファイルで指定したメールアドレスに送られてきますので、メールアドレスは決して間違えないようにして下さい。

    この際、座席も指定できる場合があります
     コンパートメントなのかオープン席なのか、向かい合わせになっている席にするか、窓側か通路側か、などを選ぶだけの場合もあれば、シートマップから選択できるものまで、各国によって仕様は様々です。

     また、各国鉄のチケットは、それぞれ仕様が異なっています
     例えば、ドイツ国鉄では乗車券と指定券が一枚にまとまっていますが、スイス国鉄では乗車券と指定券を別々に買う必要がある、といった具合です。必要なものがそろっているか、ご自身で良くご確認ください。


    <チケットを打ち出そう>

     欧州の鉄道には、改札口がありませんので、チケットは紙で打ち出しておき、列車に乗り込んだ後、車掌に提示します。車掌はバーコードリーダーでチケットの情報を読み取ります。ちなみに、このバーコードはA4で打ち出しても結構な面積を占めるため、小さなスマホの画面で提示するだけで車掌が本当に読み取れるのか、やや心配です。
     また、ドイツ国鉄などはスマホ用のアプリを出しており、そちらにチケットをダウンロードして、それを提示することで足りるようです。(実際に試したわけではないので、定かではありませんが。。。)


    <まとめ>

     このように、欧州の鉄道チケットを買うことは、日本でインターネット通販をする感覚で、誰でもできると言ってよいでしょう。ネックは、サイトが英語だという点ですが、それも難しい単語は使われていませんし、何度かやればすぐに慣れる程度です。
     欧州旅行で鉄道を乗りこなせれば、旅行の選択肢は飛躍的に広がります

     ぜひ、鉄道を乗りこなし、欧州旅行を満喫していただきたいと思います。




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    2015年11月28日土曜日

    在日フランス大使館が、「パリ同時多発テロ事件後のフランス滞在に関するQ&A」を掲載!

     欧州旅行好きのププです。
     ヨーロッパ旅行に関するお役立ち情報をお届けしていきたいと思います。

     今回は、フランス同時多発テロを受け、在日フランス大使館が、「パリ同時多発テロ事件後のフランス滞在に関するQ&A」を掲載していますので、そのポイントをお届けします。

     フランスへの渡航をお考えの方は、ご自身で一読されることをお勧めします。
     (リンクはこのページの一番下にあります。)


    <主な内容>

    (1)フランスへの入国

     Q&Aによれば、

    • 全ての入国地点(道路、鉄道、港、空港)で審査を実施
    • 国際鉄道路線の駅、空港では待ち時間がかかることが予想
    とのことです。

     テロ以前は、シェンゲン協定締結国からの入国では国境審査が省略されていたのですが、「全ての」入国地点で審査を実施ということなので、これは事実上のシェンゲン協定の停止といえます。よって、従来、入国審査が不要であったベルギー、ドイツ、スペイン、イタリア等からの入国に際しても審査が発生するため、時間がかかるということです。

     その点を考慮して、旅行のスケジュールを立てる際は、余裕を持ったものとしておく必要がありますね。


    (2)観光名所、美術館、記念建造物

     Q&Aによれば、

    • フランス全土で、公共の観光施設全体が公開されている
    • 市民の安全を守るため必要があれば、警視総監の指令により一部の施設が閉館になる
    とのことです。

     新たな事件の発生が無ければ、観光を行うことは可能なようです。


    (3)ショッピング、レストラン・バー・クラブ

     Q&Aによれば、

    • デパートやショッピングモールをはじめ、店舗は全て営業
    • レストラン、バー、クラブの営業には制限がなく、通常通り営業
    とのことです。

     ショッピング、飲食に関しては、通常と同じように楽しむことができます。


    (4)交通機関
     Q&Aによれば、

    • 国内交通機関は、空路網と鉄道網ともに通常通り運行。国内列車と国際列車も運行は正常
    • フランス発着航空便の11月13日以降の欠航はない
    • パリでは、地下鉄、バス、路面電車(トラムウェイ)、郊外路線電車(RER)の運行は正常
    • 県知事の判断で局部的な制限措置がとられる可能性はある


    とのことです。

     パリを含め、フランス全土で公共交通機関の運行(運航)はテロ以前と変わりないということですね。

     他方で、Q&Aは、

    • 監視と点検の措置が公共交通機関全体で強化
    • 空路・国際鉄道網へのアクセスについては、搭乗・乗車前の点検が強化されており、追加の待ち時間を考慮する必要
    • 機動隊は、個人・荷物類のチェックを行うことができ、機動隊には危険とみなされる私物の輸送を禁止する権利がある
    とも記載しており、航空機、国際列車を利用した旅程では、搭乗・乗車前点検に係る時間の分、早く空港・駅に到着している必要があるということです。
     また、機動隊による荷物検査がありうるということも頭に入れておいた方が良いでしょう。


    (5)治安

     Q&Aによれば、

    • フランス大統領が発令した「非常事態宣言」は安全確保のため警備力を拡大するもの夜間外出禁止令を意味するものではないし、外国人観光客のフランス滞在の質に影響を及ぼすものでもない。(当初は12日間の期限が、その後3カ月に延長)
    • 警察及び憲兵隊が増員され、フランス全土に配置パリ及びその周辺の市街化地域だけでも軍人約3,000人を増強しており、最終的には5,000人以上の警官及び憲兵を追加し、治安を確保
    • 公共交通機関と、観光名所などの周辺では、人員を増員して監視が強化(パリの施設では3倍に増員)

    とのことです。

     フランス政府も業界関係者も、安全性をフランス全土における最優先事項の一つとしており、治安の確保のためにできることは全てやっているという印象です。


     以上、在日フランス大使館がフランス滞在者に向けたQ&Aのポイントをご紹介しました。フランスに渡航される方は、ぜひ、下のリンクから全文をお読みいただくことをお勧めいたします。






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    2015年11月27日金曜日

    ベルギー・ブリュッセルでのテロ脅威度を引き下げ ~フランス・パリ同時多発テロ関連

     欧州旅行好きのププです。
     ヨーロッパ旅行に関するお役立ち情報をお届けしていきたいと思います。

     今回は、フランス同時多発テロを受け、ベルギーがテロ脅威度を引き下げましたので、その詳細をお届けします。


    <ベルギー政府の従来の対応>

     ベルギー政府は、13日にフランス・パリで発生したパリ同時多発テロの首謀者がベルギーでテロを準備していたことを受け、テロ脅威度について、

      ブリュッセル3から4に引き上げ
      ブリュッセル以外の地域2から3に引き上げ

    という措置を取っていました。

     テロ脅威度4とは、4段階中最高の脅威度で、「非常に高い。非常に危険であり、事態は切迫している。」というものです。

     これについては、過去の私のブログでもご紹介していますので、そちらもご覧ください。


    <今回のベルギー政府の対応>

     ベルギー政府は、首都ブリュッセルの脅威度を3(高い。テロの可能性があり、発生し得る)に引き下げました。

     また、
    • 地下鉄は27日より完全に再開される
    • 大規模行事の延期、中止もありうる(個別に検討される)
    ということも合わせて表明しているそうです。


    <外務省からの注意喚起>

     これにより、ブリュッセルを含めたベルギー全土のテロ脅威度が3になりました。
     引き下げられたといえ、テロの脅威度は「高い」ということで、警戒が必要なことに変わりはありません。

     外務省は、注意喚起文書を発出し、ベルギーに渡航・滞在する方に対し、不測の事態に巻き込まれないよう、以下を呼び掛けています。

    • 最新の関連情報を入手する
    • 軍・警察施設付近、政府施設、観光施設、多数の人が集まる場所への訪問は可能な限り控える
    • テロの標的となりやすい場所では、周囲を警戒し、不審な状況を察知したら速やかにその場を離れる
    • 万一に備え、家族や友人、職場などに日程や渡航先の連絡先を伝えておく
    • 3か月以上滞在する方は、在留届を提出する。そうでない場合でも、「たびレジ」に登録する。

     詳細については、以下の外務省HPの注意喚起文書をご覧ください。特に、ベルギーへの渡航をお考えの方は、ご自身の目で文書をご確認されることをお勧めします。
     また、外務省海外安全ホームページは、海外渡航される方への安全情報発信のポータルサイトです。ブックマークして、こまめにチェックされるとよいでしょう。

    外務省『ベルギー:ベルギーにおけるテロ脅威度の引き上げに伴う注意喚起(再更新)

    外務省海外安全ホームページ


    <「たびレジ」とは?>

     「たびレジ」とは、いざという時、在外公館などから緊急時情報の提供を受けられる登録システムです。

     具体的なメリットは、

    1. お役立ち情報の提供:旅行日程を登録することで、旅行先の在外公館の連絡先や旅行先国の渡航情報が見られる。
    2. 緊急時の情報提供:登録したすべてのメールアドレスに、在外公館が発出する緊急一斉通報や最新渡航情報メールが送られる
    3. 緊急時の連絡旅行先の国・地域で緊急事態が発生した際、登録した電話番号や宿泊先をもとに、緊急時の連絡を行う

    というものです。
     登録には、パスポート番号のほか、旅行の日程(国と都市)を明らかにする必要があります。実際にやってみると、5分程度の簡単なものです。

     現在のようなテロの不安が増している状況下では、情報の入手が極めて重要です。情報を入手できないことが命取りになる可能性すらあるでしょう。
     ぜひ、登録されることをお勧めします。

    登録はこちらから。
      外務省「たびレジ」トップページ



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    2015年11月26日木曜日

    フランス渡航者に対する外務省の注意喚起文書が発出 ~フランス・パリ連続テロ事件関連

     欧州旅行好きのププです。
     ヨーロッパ旅行に関するお役立ち情報をお届けしていきたいと思います。

     今回は、フランス同時多発テロを受け、26日、外務省から注意喚起文書が新たに発出されましたので、その詳細をお届けします。
     ヨーロッパ旅行でフランスへの渡航をご検討中の方は、ご注意ください。


    <フランス同時多発テロの概要>

     テレビ・新聞で大きく報道されているのでご存知かと思いますが、11月13日夜(現地時間)、パリで少なくとも130人が死亡、負傷者が多数発生する同時多発テロ事件が発生しました。

     事件が発生したのは、以下の7か所で、1~6はパリ10区及び11区です。
    1. ビシャ通りのレストラン「ル・プティ・カンボッジ」(rue Bichat)
    2. フォンテーヌ・オ・ロワ通りのカフェ(rue de la Fontaine au roi)
    3. ヴォルテール大通りの小劇場「バタクラン」(Bataclan, Boulevard Voltaire)
    4. シャロンヌ通り(rue de Charonne)
    5. ヴォルテール大通り(boulevard Voltaire)
    6. ボーマルシャ通り(boulevard Baumarchais)
    7. パリ北部近郊の国立競技場(Stade de France)

     これに対し、フランスのオランド大統領はイスラム過激派組織 ISIL の犯行と断定しました。
     一方,ISILは犯行声明を発出し、フランスに対する更なる攻撃を警告しています。


    <フランス政府の対応>

     オランド大統領はフランス全土における緊急事態を宣言し、
    • 国境(陸路、空港、鉄道、海上)におけるコントロールの強化
    • パリ市の施設(美術館、マルシェなど)は全て閉鎖
    • 集会・デモに対する許可は取消し

    の措置を取りました。

     現在、パリ市のほとんどの観光名所及び施設は再開しているようです。


    <外務省の注意喚起の内容>

     これらの状況を受け、外務省も注意喚起文書を発出し、フランスに渡航・滞在する方に対して以下を呼び掛けています。

    • 最新の関連情報を入手する
    • テロの標的となりやすい場所(政府・軍・警察施設付近、公共交通機関宗教施設観光施設デパートや市場など不特定多数の人が集まる場所)では、周囲を警戒し、不審な状況を察知したら速やかにその場を離れる
    • 万一に備え、家族や友人、職場などに日程や渡航先の連絡先を伝えておく。
    • 3か月以上滞在する方は、在留届を提出する。そうでない場合でも、「たびレジ」に登録する。

     詳細については、以下の外務省HPの注意喚起文書をご覧ください。
     
     外務省『フランス:パリにおける連続テロ事件の発生に伴う注意喚起(再々更新)


    <気を付けるべきこと>

     外務省の呼びかけの一番最初の項目にある通り、最新情報の入手に努めてください。特に、外務省の海外安全ホームページをこまめにチェックすることをお勧めします。

     具体的に想定されることは、

    •  国境の管理:入国審査に時間がかかることは予め織り込んでおく
    •  観光名所や施設:今後も情勢の変化により、閉鎖されることも十分、想定される

    ということかと思います。観光名所では、例えば、エッフェル塔は一度再開されたものの従業員が安全を確保できないと訴えたことにより閉鎖されたということもありました。

     フランスの緊急事態宣言の有効期間は2016年2月25日までですので、それまでは引き続き厳重な警戒が必要です。
     また、次に述べる「たびレジ」は、身の安全の確保の観点からぜひ、登録することをお勧めします。


    <「たびレジ」とは?>

     「たびレジ」とは、いざという時、在外公館などから緊急時情報の提供を受けられる登録システムです。

     具体的なメリットは、
    1. お役立ち情報の提供:旅行日程を登録することで、旅行先の在外公館の連絡先や旅行先国の渡航情報が見られる。
    2. 緊急時の情報提供:登録したすべてのメールアドレスに、在外公館が発出する緊急一斉通報や最新渡航情報メールが送られる
    3. 緊急時の連絡旅行先の国・地域で緊急事態が発生した際、登録した電話番号や宿泊先をもとに、緊急時の連絡を行う
    というものです。
     登録には、パスポート番号のほか、旅行の日程(国と都市)を明らかにする必要があります。実際にやってみると、5分程度の簡単なものです。

     現在のようなテロの不安が増している状況下では、情報の入手が極めて重要です。情報を入手できないことが命取りになる可能性すらあるでしょう。
     ぜひ、登録されることをお勧めします。

    登録はこちらから。
      外務省「たびレジ」トップページ


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    2015年11月23日月曜日

    フランス同時多発テロを受け、スウェーデンがテロ脅威度引き上げ

     欧州旅行好きのププです。
     ヨーロッパ旅行に関するお役立ち情報をお届けしていきたいと思います。

     今回は、フランス同時多発テロを受け、スウェーデンがテロ脅威度を引き上げましたので、その詳細をお届けします。
     ヨーロッパ旅行でスウェーデンをご検討中の方は、ご注意ください。


    <フランス同時多発テロ>

     テレビ・新聞で大きく報道されているのでご存知かと思いますが、13日夜(現地時間)、パリで少なくとも129人が死亡する同時多発テロ事件が発生しました。フランスのオランド大統領はイスラム過激派組織 ISIL の犯行と断定し、警戒態勢を敷いております。
     また、18日朝(現地時間)、パリ北部郊外のサン・ドニ市でこの同時多発テロの容疑者らが立てこもるアパートを制圧した際、銃撃戦が発生し、首謀者ら2名が死亡しました。
     ベルギー政府は、21日、テロ脅威度を引き上げ、特にブリュッセルは最高度の4(非常に危険であり、事態は切迫している)というレベルにまで引き上げています。


    <スウェーデン政府の対応:テロ脅威度の引き上げ>

     18日、スウェーデン政府は、スウェーデン国内のテロ脅威度を5段階中の3から4に引き上げました。

     テロ脅威度3増した脅威
     テロ脅威度4高い脅威
    ということで、攻撃の意思と能力を有した活動家が攻撃を実行に移す可能性が高いとのことです。

     また、スウェーデン政府は、公共交通機関、宗教施設、メディア等における警戒が強化されると発表しているそうです。具体的な内容はまだ伝わっておりませんが、空港や教会等でのセキュリティ・チェックが厳重になる等は想定の範囲内といえるでしょう。

     スウェーデンでテロ脅威度が4に引き上げられるのは初めてのことです。
     国内においてテロを準備する疑いについて捜査を行っていると発表しており、脅威度の引き上げは裏付けがあってのことと思われます。


    <外務省からの注意喚起文書>

     これらの状況を受け、外務省も注意喚起文書を発出し、スウェーデンに渡航・滞在する方に対して以下を呼び掛けています。

    • 最新の関連情報を入手する
    • テロの標的となりやすい場所(政府・軍・警察施設付近、公共交通機関、宗教施設、観光施設、デパートや市場など不特定多数の人が集まる場所)では、周囲を警戒し、不審な状況を察知したら速やかにその場を離れる
    • 万一に備え、家族や友人、職場などに日程や渡航先の連絡先を伝えておく。
    • 3か月以上滞在する方は、在留届を提出する。そうでない場合でも、「たびレジ」に登録する。
    詳細については、以下の外務省HPの注意喚起文書をご覧ください。特に、スウェーデンへの渡航をお考えの方は、ご自身の目で文書をご確認されることをお勧めします。
     また、外務省海外安全ホームページは、海外渡航される方への安全情報発信のポータルサイトです。ブックマークして、こまめにチェックされるとよいでしょう。

    外務省『スウェーデン:スウェーデンにおけるテロ脅威度の引き上げに伴う注意喚起

     外務省海外安全ホームページ


    <「たびレジ」とは?>

     「たびレジ」とは、いざという時、在外公館などから緊急時情報の提供を受けられる登録システムです。

     具体的なメリットは、

    1. お役立ち情報の提供:旅行日程を登録することで、旅行先の在外公館の連絡先や旅行先国の渡航情報が見られる。
    2. 緊急時の情報提供:登録したすべてのメールアドレスに、在外公館が発出する緊急一斉通報や最新渡航情報メールが送られる
    3. 緊急時の連絡旅行先の国・地域で緊急事態が発生した際、登録した電話番号や宿泊先をもとに、緊急時の連絡を行う

    というものです。
     登録には、パスポート番号のほか、旅行の日程(国と都市)を明らかにする必要があります。実際にやってみると、5分程度の簡単なものです。

     現在のようなテロの不安が増している状況下では、情報の入手が極めて重要です。情報を入手できないことが命取りになる可能性すらあるでしょう。
     ぜひ、登録されることをお勧めします。

    登録はこちらから。
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    2015年11月22日日曜日

    フランス同時多発テロを受け、ベルギーのテロ脅威度引き上げ

     欧州旅行好きのププです。
     ヨーロッパ旅行に関するお役立ち情報をお届けしていきたいと思います。

     今回は、フランス同時多発テロを受け、ベルギーがテロ脅威度を引き上げましたので、その詳細をお届けします。


    <フランス同時多発テロ>

     テレビ・新聞で大きく報道されているのでご存知かと思いますが、13日夜(現地時間)、パリで少なくとも129人が死亡する同時多発テロ事件が発生しました。フランスのオランド大統領はイスラム過激派組織 ISIL の犯行と断定し、警戒態勢を敷いております。
     また、18日朝(現地時間)、パリ北部郊外のサン・ドニ市でこの同時多発テロの容疑者らが立てこもるアパートを制圧した際、銃撃戦が発生し、首謀者ら2名が死亡しました。

     パリ同時多発テロ事件については、ベルギー出身者が同地において犯行を準備したと報じられています。


    <ベルギー政府の対応:テロ脅威度の引き上げ>

     これらを受け、ベルギー政府は、テロ脅威度について、
      ブリュッセル:3から4に引き上げ
      ブリュッセル以外の地域:2から3に引き上げ
    という措置を取りました。

     このテロ脅威度とは、4段階で示されるもので、
      脅威度2:中程度。テロが発生する可能性は小さい
      脅威度3:高い。テロの可能性があり、発生しうる。(ブリュッセル以外の地域)
      脅威度4:非常に高い。非常に危険であり、事態は切迫している。(ブリュッセル)
    という基準です。  

     現在のブリュッセルは、非常に危険で、事態は切迫している、という状況だということをベルギー政府が宣言しているということになります。


    <ベルギー政府の呼びかけ>

     ベルギー政府(内務省危機管理センター)は、ブリュッセル首都圏地域の住民に対し、以下を呼び掛けています。

    • 多数の人が集まる場所(コンサート、大規模行事、駅・空港、公共交通機関、大規模商業施設)を避ける
    • 大規模イベントは中止
    • 21日及び22日のブリュッセルの地下鉄の運行の中止

     現に21日の地下鉄は運休となったとのことです。


    <日本政府による注意喚起>

     外務省は、注意喚起文書を発出し、ベルギーに渡航・滞在する方に対し、不測の事態に巻き込まれないよう、以下を呼び掛けています。

    • 最新の関連情報を入手する
    • 軍・警察施設付近、政府施設、観光施設、多数の人が集まる場所への訪問は可能な限り控える
    • テロの標的となりやすい場所では、周囲を警戒し、不審な状況を察知したら速やかにその場を離れる
    • 万一に備え、家族や友人、職場などに日程や渡航先の連絡先を伝えておく
    • 3か月以上滞在する方は、在留届を提出する。そうでない場合でも、「たびレジ」に登録する。

     
     詳細については、以下の外務省HPの注意喚起文書をご覧ください。特に、ベルギーへの渡航をお考えの方は、ご自身の目で文書をご確認されることをお勧めします。
     また、外務省海外安全ホームページは、海外渡航される方への安全情報発信のポータルサイトです。ブックマークして、こまめにチェックされるとよいでしょう。

     外務省『ベルギー:ベルギーにおけるテロ脅威度の引き上げに伴う注意喚起(更新)

     外務省海外安全ホームページ


    <「たびレジ」とは?>

     「たびレジ」とは、いざという時、在外公館などから緊急時情報の提供を受けられる登録システムです。

     具体的なメリットは、

    1. お役立ち情報の提供:旅行日程を登録することで、旅行先の在外公館の連絡先や旅行先国の渡航情報が見られる。
    2. 緊急時の情報提供:登録したすべてのメールアドレスに、在外公館が発出する緊急一斉通報や最新渡航情報メールが送られる
    3. 緊急時の連絡旅行先の国・地域で緊急事態が発生した際、登録した電話番号や宿泊先をもとに、緊急時の連絡を行う

    というものです。
     登録には、パスポート番号のほか、旅行の日程(国と都市)を明らかにする必要があります。実際にやってみると、5分程度の簡単なものです。

     現在のようなテロの不安が増している状況下では、情報の入手が極めて重要です。情報を入手できないことが命取りになる可能性すらあるでしょう。
     ぜひ、登録されることをお勧めします。

    登録はこちらから。
      外務省「たびレジ」トップページ




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