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2015年12月4日金曜日

鉄道を乗りこなして欧州旅行を満喫しよう!

 欧州旅行好きのププです。欧州旅行のお役立ち情報をお届けしています。

 限られた日数で多くの都市を観光できるという意味では、欧州ほど都合の良い地域はないでしょう。欧州は、
  • 魅力的な都市や観光地が数多くある
  • それらが緊密な鉄道ネットワークで相互に結ばれている
ということがその理由です。

 逆に言えば、鉄道を乗りこなしてこそ、欧州旅行の魅力を引き出せると言っても過言ではありません。
 今回は、鉄道を乗りこなすための列車の調べるコツをお伝えします。


<観光する都市の候補を決める:ガイドブックで調べてみる>

 「旅行する!」と決めるときは、「スペインでフラメンコを見る」「ドイツでクリスマスマーケットを堪能する」など何らかのイメージを持っていることが普通だと思います。
 これをベースに、ガイドブックを見ながら観光する都市を選んでいくことになります。
 たいてい、1つの都市を選ぶとその周囲にも魅力的な街が複数見つかり、どの都市にどれだけ滞在しようか?と迷うことになります。国と国が近いというのはヨーロッパの特徴でもありますので、ヨーロッパの全域を扱っているガイドブックもあると便利だと思います。それで絞った上で、国別のガイドブックで詳細に調べていくのが効率的で抜けがないと思います。
 ヨーロッパの全域を扱っているガイドブックとしては、『地球の歩き方』が最もポピュラーだと思います。



<複数の都市をどう回るかを考える:『ヨーロッパ鉄道時刻表』で調べよう。>

 観光の候補とする都市を決めたら、どんな順番で回ったら効率的か、時刻表で検証してみましょう。
 その際、私の経験から、注意しておいたら良いと思うのが、

  • 土日(特に、日)は欧州ではお店が休みのことが多いので、なるべく移動日に充てると良い。
  • 帰国の航空機に乗り遅れないよう、最終日は出発都市で宿泊にするか、その近郊にした方が安全。
  • ホテルのチェックイン・チェックアウトは意外に時間がかかる上、延泊で安くなることもあるので、宿泊地はなるべく変えない方が良い。よって、片道2時間程度の距離であれば、その都市に宿泊せず、日帰りとすることも検討

 といった点です。

これを踏まえ、実際にどんなルートが良いのか、時刻表を見ながら検討を進めます。
その際に活躍するのが、欧州の鉄道の大部分を網羅する『ヨーロッパ鉄道時刻表』です。

 この時刻表は、かつて『トーマスクック・ヨーロッパ鉄道時刻表』と呼ばれていましたが、最近、休刊となり、その製作スタッフの設立した会社が発行しているようです。
 この時刻表を使えば、
  • どんな路線があるのか?
  • その路線の運行頻度はどのくらいか?
  • 目的の都市と都市の間の乗車時間はどのくらいか?
などを調べられます。



<『ヨーロッパ鉄道時刻表』の構成>

 『ヨーロッパ鉄道時刻表』は、時刻表の見方に続き、ロンドンやフランクフルトといった主要駅の街での立地や他の駅との位置関係などが掲載された後、まず国際列車の時刻表が掲載され、その後、国別の時刻表が掲載されています。


<国際列車の探し方:まずは路線図を見よう>

 国際列車を見つける際は、まず、路線図を見ましょう。
 路線図を見ると、出発地と到着地を結ぶ線には、いくつかの数字が振られており、この数字が振られたタイムテーブルを見れば、その路線の時刻が見られます。

 幹線ほど多くの数字が振られており、出発地や経由地の違いにより、多くの列車が走っていることがわかります。欧州の鉄道はかなり長い距離を走るものもあり、例えば、モスクワを朝8時半ごろに出てパリに翌日の20時半ごろに着く(36時間!)という列車もあったりします。こういう路線では、長大な路線を一目で見られるタイムテーブルと、比較的近距離の路線のタイムテーブルを分け、見やすくしています。
 ですので、複数の数字が振られた路線は、多くのタイムテーブルを見比べて、適切なものを見つけましょう。


<国内列車の探し方>

 国別の時刻表も、基本的には国際列車と見方は同じです。
 国内列車の場合、幹線だけでなくローカル路線も掲載されています。ローカル路線の場合、距離が近い場合であっても便数が少ないことも多く、たった一つの田舎町を観光する時間で複数の主要都市を回れたりすることも良くあります。
 また、国内の鉄道網が発達していない国の場合は、思い切って空路を使ったり、面倒でもいちいち首都に戻る方が結果として所要時間が短かったりします。

 どの便にするかは、旅行者のニーズに応じてそれぞれですので、「これが正解!」というものはありません。自身が納得いくまでプランを練り上げてください。
 なお、国内路線はさりげなくバスや船便が掲載されていることもありますので、バスや船だと酔ってしまう人(私ですが・・・)は注意が必要です。


<走っている鉄道の種類と雰囲気など>

 国際列車は、1等車やレストラン、運行する時間帯によっては寝台車を連結した優等列車であることがほとんどです。中には座席指定が必須という列車もありますので、注意が必要です。
 国内の鉄道は、幹線ではTGV、ICEに代表される高速列車が運行されることも多い一方、ローカル線では2~3時間に1本のみ、車両も2等車のみで座席予約も不可、ということもよくあります。
 日本では見かけなくなった食堂車やビュッフェ車両で食事や軽食を楽しめるのも、欧州旅行の良いところですね。欧州では日本の平日の新幹線のような、殺伐としてしわぶき一つにも気を遣う雰囲気の車両は見たことがありません。誰もが思い思いに気ままに過ごしています。


<まとめ>

 日本ほど時刻も正確ではありませんし、ローカル線を使うよりはバスを使った方が便利な場合も多々あると思います。それでも、旅情を味わうには、鉄道は欠かすことのできない要素だと思っています。
 欧州旅行ではぜひ、鉄道もその主要なパーツとして組み込んで頂けたら、旅はいっそう楽しくなると思います。









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2015年11月22日日曜日

1等車に乗ってみよう!

 欧州旅行好きのププです。
 ヨーロッパ旅行に関するお役立ち情報をお届けしていきたいと思います。

 今回は、ヨーロッパ旅行で鉄道に乗られる方に、1等車の魅力をお届けします。


<欧州の鉄道は1等車と2等車に厳密に分かれている。>

欧州では鉄道車両の車体に「1」「2」のいずれかが記載されていることが多くあります。これは、1等車」「2等車」を表しており、階級社会の名残の残る、ヨーロッパらしいところと言えるでしょう。
1等車、2等車の割合は、路線ごとに異なっており、感覚的なものですが、2等車4両~5両に対して1等車1両、という感じだと思います。
一等車の入口。「1」という数字が一等車の目印。
  さすがに地下鉄やトラム、近郊電車などは1等車が存在しないことが多く、全て「2」と書いてあるか、何も表示が無いこともあります。


1等車と2等車の車内設備の違い>

  2等車は、日本の在来線と同様、2席シートが通路を挟んで2列に並んでおり、日本の在来線の普通席と同じです。体の大きな外国人も座ることを前提としているので、2等車でも狭いというわけではありません。

 これに対し、1等車は、2席シートと通路を挟んだ1席シートで、横方向は3しかなく、実にゆったりとしたつくりになっています。また、1等車はシートが革張りのことも多くあります。
3列で、ゆったりした1等車の車内。


1等車と2等車の客層>

  2等車はかなり幅広い層に利用されています。
  例えば、旅行者や家族連れのほか、バッグパッカーや出稼ぎ労働者(風)なども利用しています。
  特に、地元の小中学生くらいの子供たちが大挙して乗ってくる場合、彼らは間違いなく2等車に乗り込んでくるため、運悪く遭遇すると、車内は混雑しますし、騒がしくなります。

これに対し、1等車は全般的に室内は落ち着いているといえます。
家族連れもいますが、車内でパソコンを打ちまくるビジネスマンもよく見かけます。また、値段の差もあり、1等車はすいていることが多いと感じます。


<欧州の鉄道では、1等車が断然オススメ!>

両者を比較すれば、1等車の方が快適に旅行できるのは明らかだと思います。
ただし、「値段が高いのだから、その分、サービスが良くて当たり前だ!問題はコストパフォーマンスではないか?」と思われる方もいらっしゃることでしょう。
 
  実は、1等車でも、工夫をすれば安く購入することは可能です。
  そもそも、欧州の鉄道は、当日に買うと結構な値段を取られるのですが、変更不可の切符を事前予約で購入すると、安く買える仕組みになっています。このため、当日購入の2等より、事前購入の1等の方が断然、安く買える、ということになっています。

例えば、ドイツ国鉄で、11時54分にフランクフルト中央駅からミュンヘン中央駅に向かう列車(ICE923)について見てみましょう。

1122日(明日)
  1109ユーロ
  2等 89ユーロ
1か月後(1220日、同じ曜日としています。)
  1等 65ユーロ
  2等 59ユーロ

このように、前日の2等車よりも1月前の1等車の方が安いことがおわかり頂けると思います。


<まとめ>

気の向くままに街から街へと移動するというスタイルの人には向きませんが、日本から欧州旅行される場合、予め欧州内の移動、ホテルなどを予め、細かく決めてから旅行する方が多いと思います。そういう方には、1等車をお選びになる方が、断然、オトクです。



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