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2015年12月19日土曜日

フランス同時多発テロを受けたフランス入国と国際列車のセキュリティ(実体験)

 ヨーロッパ旅行好きのププです。
 旅行でのお役立ち情報をブログにしてお届けしています。


 今回は、フランス同時多発テロを受けた

  1. フランス入国の状況
  2. フランスからブリュッセル・ケルンへ向かう国際列車でのセキュリティ・チェックの状況

について、私が昨日と今日、体験したことをお伝えします。

 これはあくまで私の体験であって、一般化できるものではないこと、また、今後も状況の変化が十分ありうることを予め念頭に置いたうえ、お読みいただければと思います。
 私の情報が少しでもヨーロッパへの旅行者のお役に立てば幸いです。


(1)フランス入国の状況

 昨日(平成27年12月18日)、成田発、パリ・シャルル・ド・ゴール行きのJALでパリに入りました
 パリ到着は19時40分という遅めの時刻で、実際にボーディング・ブリッジが開いたのは20時ちょうどでした。
 シャルル・ド・ゴール空港での入国審査について、私の印象は「従来と変わったことはない」、というものです。

 ビジネス・クラスだったので早く入国審査に向かうことができたというアドバンテージはあったにせよ、私が入国審査の列に並んだ際、並んでいたのは10人未満でした。 
 実際の審査も、特段、厳しい質問もなく、淡々としており、従来と変わらない内容でした。
 むしろ、

  •  「何しに来たんだ?(ロンドン・ヒースロー空港)」
  •  「本当に変えるのか?日本行きの飛行機のチケットを見せろ(ドイツ・フランクフルト空港)」
  •  「なんでいつもスキポールかEU入りするんだ?(アムステルダム・スキポール空港)」

などとゴチャゴチャ聞いてくる他の国よりも余程リーズナブルに感じました。

 もちろん、これは日本のパスポートと、日本国が信頼されている証だとも思いますので、万が一、それを揺るがす事態があれば、一気に厳しくなるでしょう。

 もともと空港での入国審査はきちんとなされていることから、今回のテロを受けて何かが変わる、というものでもないということだと思います。 


(2)フランスからブリュッセル・ケルンへ向かう国際列車でのセキュリティ・チェックの状況

 私はパリで1泊したのち、翌(12月19日)朝7時55分パリ北駅発の国際列車(Thalys)でケルンに向かいました。

 パリ北駅には7時20分頃に到着したところ、列車の発車ホームがまだ表示されず、多くの人がホームが表示されるのを待っている状態でした。
 駅では、パスポートと乗車券を用意しておくべきことがアナウンスされていました。
 ホームが表示されたのは、発車15分前の7時40分
 そこから多くの人がぞろぞろとホームに向かい、警察官と思われる係員が6名で、ホームに向かう乗客のパスポートと乗車券をチェックしていました。
 なお、手荷物検査の機械はありましたが、検査は行われていませんでした。ひょっとしたら、抜き打ちでチェックすることもあるのかもしれません。
 パスポートと乗車券のチェック自体は、それほど時間がかかるものではありませんが、多くの人がそこに集中するため、かなりの行列ができており、発車は定刻から8分遅れの8時3分でした。


(3)シャルル・ド・ゴール空港とパリ北駅の警備の状況

 従来からシャルル・ド・ゴール空港の警備は厳重で、自動小銃を持った兵士が警戒に当たっていましたが、今回はたまたま、その姿は見ませんでした。到着時刻が遅く、早く市内に向かいたいがために急いでいたので、見落としただけかもしれません。
 少なくとも、シャルル・ド・ゴール空港の警備が以前よりも厳しくなった、という印象はありません。

 パリ北駅も従来から警備が厳重な場所です。自動小銃を持った兵士は前から見かけましたが、今回訪れたときは、少し増えていたように感じました。特に、駅前のタクシーたまりの附近に兵士が固まっていたのには少しぎょっとさせられました。
 といっても、これらは印象論に過ぎません。


<まとめ>

 パリで私が見た数少ない場所は、いずれも、観光客が移動するのに妨げになるような警備は行われていない、というのは事実でした。
 仮にまたテロが起きるとすれば、次はどの国で起きても不思議ではありません。必要以上にテロを恐れ、行動が委縮してしまうと、それこそテロリストの思うつぼ、という考えもあるでしょう。
 外務省からの情報や新聞・テレビの報道をしっかりチェックし、安全で楽しい旅をお楽しみください。





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2015年11月28日土曜日

在日フランス大使館が、「パリ同時多発テロ事件後のフランス滞在に関するQ&A」を掲載!

 欧州旅行好きのププです。
 ヨーロッパ旅行に関するお役立ち情報をお届けしていきたいと思います。

 今回は、フランス同時多発テロを受け、在日フランス大使館が、「パリ同時多発テロ事件後のフランス滞在に関するQ&A」を掲載していますので、そのポイントをお届けします。

 フランスへの渡航をお考えの方は、ご自身で一読されることをお勧めします。
 (リンクはこのページの一番下にあります。)


<主な内容>

(1)フランスへの入国

 Q&Aによれば、

  • 全ての入国地点(道路、鉄道、港、空港)で審査を実施
  • 国際鉄道路線の駅、空港では待ち時間がかかることが予想
とのことです。

 テロ以前は、シェンゲン協定締結国からの入国では国境審査が省略されていたのですが、「全ての」入国地点で審査を実施ということなので、これは事実上のシェンゲン協定の停止といえます。よって、従来、入国審査が不要であったベルギー、ドイツ、スペイン、イタリア等からの入国に際しても審査が発生するため、時間がかかるということです。

 その点を考慮して、旅行のスケジュールを立てる際は、余裕を持ったものとしておく必要がありますね。


(2)観光名所、美術館、記念建造物

 Q&Aによれば、

  • フランス全土で、公共の観光施設全体が公開されている
  • 市民の安全を守るため必要があれば、警視総監の指令により一部の施設が閉館になる
とのことです。

 新たな事件の発生が無ければ、観光を行うことは可能なようです。


(3)ショッピング、レストラン・バー・クラブ

 Q&Aによれば、

  • デパートやショッピングモールをはじめ、店舗は全て営業
  • レストラン、バー、クラブの営業には制限がなく、通常通り営業
とのことです。

 ショッピング、飲食に関しては、通常と同じように楽しむことができます。


(4)交通機関
 Q&Aによれば、

  • 国内交通機関は、空路網と鉄道網ともに通常通り運行。国内列車と国際列車も運行は正常
  • フランス発着航空便の11月13日以降の欠航はない
  • パリでは、地下鉄、バス、路面電車(トラムウェイ)、郊外路線電車(RER)の運行は正常
  • 県知事の判断で局部的な制限措置がとられる可能性はある


とのことです。

 パリを含め、フランス全土で公共交通機関の運行(運航)はテロ以前と変わりないということですね。

 他方で、Q&Aは、

  • 監視と点検の措置が公共交通機関全体で強化
  • 空路・国際鉄道網へのアクセスについては、搭乗・乗車前の点検が強化されており、追加の待ち時間を考慮する必要
  • 機動隊は、個人・荷物類のチェックを行うことができ、機動隊には危険とみなされる私物の輸送を禁止する権利がある
とも記載しており、航空機、国際列車を利用した旅程では、搭乗・乗車前点検に係る時間の分、早く空港・駅に到着している必要があるということです。
 また、機動隊による荷物検査がありうるということも頭に入れておいた方が良いでしょう。


(5)治安

 Q&Aによれば、

  • フランス大統領が発令した「非常事態宣言」は安全確保のため警備力を拡大するもの夜間外出禁止令を意味するものではないし、外国人観光客のフランス滞在の質に影響を及ぼすものでもない。(当初は12日間の期限が、その後3カ月に延長)
  • 警察及び憲兵隊が増員され、フランス全土に配置パリ及びその周辺の市街化地域だけでも軍人約3,000人を増強しており、最終的には5,000人以上の警官及び憲兵を追加し、治安を確保
  • 公共交通機関と、観光名所などの周辺では、人員を増員して監視が強化(パリの施設では3倍に増員)

とのことです。

 フランス政府も業界関係者も、安全性をフランス全土における最優先事項の一つとしており、治安の確保のためにできることは全てやっているという印象です。


 以上、在日フランス大使館がフランス滞在者に向けたQ&Aのポイントをご紹介しました。フランスに渡航される方は、ぜひ、下のリンクから全文をお読みいただくことをお勧めいたします。






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2015年11月26日木曜日

フランス渡航者に対する外務省の注意喚起文書が発出 ~フランス・パリ連続テロ事件関連

 欧州旅行好きのププです。
 ヨーロッパ旅行に関するお役立ち情報をお届けしていきたいと思います。

 今回は、フランス同時多発テロを受け、26日、外務省から注意喚起文書が新たに発出されましたので、その詳細をお届けします。
 ヨーロッパ旅行でフランスへの渡航をご検討中の方は、ご注意ください。


<フランス同時多発テロの概要>

 テレビ・新聞で大きく報道されているのでご存知かと思いますが、11月13日夜(現地時間)、パリで少なくとも130人が死亡、負傷者が多数発生する同時多発テロ事件が発生しました。

 事件が発生したのは、以下の7か所で、1~6はパリ10区及び11区です。
  1. ビシャ通りのレストラン「ル・プティ・カンボッジ」(rue Bichat)
  2. フォンテーヌ・オ・ロワ通りのカフェ(rue de la Fontaine au roi)
  3. ヴォルテール大通りの小劇場「バタクラン」(Bataclan, Boulevard Voltaire)
  4. シャロンヌ通り(rue de Charonne)
  5. ヴォルテール大通り(boulevard Voltaire)
  6. ボーマルシャ通り(boulevard Baumarchais)
  7. パリ北部近郊の国立競技場(Stade de France)

 これに対し、フランスのオランド大統領はイスラム過激派組織 ISIL の犯行と断定しました。
 一方,ISILは犯行声明を発出し、フランスに対する更なる攻撃を警告しています。


<フランス政府の対応>

 オランド大統領はフランス全土における緊急事態を宣言し、
  • 国境(陸路、空港、鉄道、海上)におけるコントロールの強化
  • パリ市の施設(美術館、マルシェなど)は全て閉鎖
  • 集会・デモに対する許可は取消し

の措置を取りました。

 現在、パリ市のほとんどの観光名所及び施設は再開しているようです。


<外務省の注意喚起の内容>

 これらの状況を受け、外務省も注意喚起文書を発出し、フランスに渡航・滞在する方に対して以下を呼び掛けています。

  • 最新の関連情報を入手する
  • テロの標的となりやすい場所(政府・軍・警察施設付近、公共交通機関宗教施設観光施設デパートや市場など不特定多数の人が集まる場所)では、周囲を警戒し、不審な状況を察知したら速やかにその場を離れる
  • 万一に備え、家族や友人、職場などに日程や渡航先の連絡先を伝えておく。
  • 3か月以上滞在する方は、在留届を提出する。そうでない場合でも、「たびレジ」に登録する。

 詳細については、以下の外務省HPの注意喚起文書をご覧ください。
 
 外務省『フランス:パリにおける連続テロ事件の発生に伴う注意喚起(再々更新)


<気を付けるべきこと>

 外務省の呼びかけの一番最初の項目にある通り、最新情報の入手に努めてください。特に、外務省の海外安全ホームページをこまめにチェックすることをお勧めします。

 具体的に想定されることは、

  •  国境の管理:入国審査に時間がかかることは予め織り込んでおく
  •  観光名所や施設:今後も情勢の変化により、閉鎖されることも十分、想定される

ということかと思います。観光名所では、例えば、エッフェル塔は一度再開されたものの従業員が安全を確保できないと訴えたことにより閉鎖されたということもありました。

 フランスの緊急事態宣言の有効期間は2016年2月25日までですので、それまでは引き続き厳重な警戒が必要です。
 また、次に述べる「たびレジ」は、身の安全の確保の観点からぜひ、登録することをお勧めします。


<「たびレジ」とは?>

 「たびレジ」とは、いざという時、在外公館などから緊急時情報の提供を受けられる登録システムです。

 具体的なメリットは、
  1. お役立ち情報の提供:旅行日程を登録することで、旅行先の在外公館の連絡先や旅行先国の渡航情報が見られる。
  2. 緊急時の情報提供:登録したすべてのメールアドレスに、在外公館が発出する緊急一斉通報や最新渡航情報メールが送られる
  3. 緊急時の連絡旅行先の国・地域で緊急事態が発生した際、登録した電話番号や宿泊先をもとに、緊急時の連絡を行う
というものです。
 登録には、パスポート番号のほか、旅行の日程(国と都市)を明らかにする必要があります。実際にやってみると、5分程度の簡単なものです。

 現在のようなテロの不安が増している状況下では、情報の入手が極めて重要です。情報を入手できないことが命取りになる可能性すらあるでしょう。
 ぜひ、登録されることをお勧めします。

登録はこちらから。
  外務省「たびレジ」トップページ


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