ヨーロッパ鉄道時刻表については、こちらからも購入できます。
今回は、実際に列車を特定し、乗車券を購入する方法について、お届けします。
<インターネットで列車を検索しよう>
欧州の鉄道会社は、信用乗車制度を採用していることもあり、切符を自分で打ち出して持ち込むことが一般的です。そのため、インターネットサイトによる予約・購入システムが充実しています。
各国鉄のサイトでは、乗車する日付・時刻と乗車駅・降車駅を打ち込めば、複数の列車を価格や提供されるサービス内容(レストランの有無など)と合わせて提案してくれます。
この場合、ルートが1つとは限らず、所要時間が大きく異なるルートが同時に提案されていることもあり、前後の列車とも十分比較することが大切です。遅い時刻に出発する列車の方が、先に出発した列車より早く着く、ということもままあることです。
納得するまで、いろんなプランを各国鉄のサイト上でじっくり検討してください。この作業に没頭すると、思わず時間を忘れてしまうほどです。
内容に納得したら、そのまま座席の指定、購入に進むことが出来ます。
<主な国の国鉄のサイト>
以下に主要国の国鉄のサイトを列挙してみました。どの国も英語での検索、予約が可能となっています。ただ、詳細な説明のページなどは現地の言葉しかない場合もあるので、その際はgoogle翻訳などを駆使して頑張ってください。
<インターネット検索出来れば紙の時刻表は不要か?>
大変便利なインターネットでの鉄道の検索。
しかし、弱点もあります。たいていの場合、紙の時刻表を併用した方が良いと思います。
紙の方が便利な例①
欧州では、1つの路線を運行する会社が1社とは限りません。各国国鉄サイトだけ見ていては、競合他社のサービスを見逃してしまう可能性があるのです。
例えば、イタリアでナポリからボローニャに移動する際、イタリア国鉄のサイトで検索すると、イタリア国鉄の列車からしか選べません。一見、当たり前のように見えますが、実はイタリアではヌオーヴォ・トラスポルト・ヴィアッジャトーリNuovo Trasporto Viaggiatoriという鉄道運行会社があり、イタリア国鉄のレールを借りて列車を運行しているのです。この会社の車両はフェラーリと同じ真っ赤な車両でとてもスタイリッシュ!
せっかくイタリアに来たのだから、この列車に乗ってみたいと思うのも自然ですよね。しかし、私がその存在に気づいたのは現地に着いてから。帰国して『ヨーロッパ時刻表』を確認すると、確かにこの列車が掲載されていました。インターネットだけに頼ったことによる失敗例です。
紙の方が便利な例②
また、都市と都市を結ぶ経路は必ずしも一つではありません。
ドイツのライン川沿いの鉄道には、ライン川を見られる従来からの路線のほか、内陸側に高速新線が建設されています。車窓を楽しむなら従来のルート、時間を短縮したいなら新ルート、ということも紙の時刻表なら容易に可能です。このように、複数の経路を比較する際には、紙の方が圧倒的に便利です。
こういった理由から、鉄道を乗りこなすには、ヨーロッパ鉄道時刻表は必須と言えるでしょう。
<チケットを購入してみよう>
乗車する鉄道を決めたら、一等車か二等車か、キャンセル・変更可能かどうか、に注意して、購入します。購入は、クレジットカードによるオンライン購入になり、VISA・マスターなどの国際ブランドのクレジットカードがあれば可能です。個人的には一等車が断然、お勧めです。
チケットはPDFファイルで指定したメールアドレスに送られてきますので、メールアドレスは決して間違えないようにして下さい。
コンパートメントなのかオープン席なのか、向かい合わせになっている席にするか、窓側か通路側か、などを選ぶだけの場合もあれば、シートマップから選択できるものまで、各国によって仕様は様々です。
また、各国鉄のチケットは、それぞれ仕様が異なっています。
例えば、ドイツ国鉄では乗車券と指定券が一枚にまとまっていますが、スイス国鉄では乗車券と指定券を別々に買う必要がある、といった具合です。必要なものがそろっているか、ご自身で良くご確認ください。
<チケットを打ち出そう>
欧州の鉄道には、改札口がありませんので、チケットは紙で打ち出しておき、列車に乗り込んだ後、車掌に提示します。車掌はバーコードリーダーでチケットの情報を読み取ります。ちなみに、このバーコードはA4で打ち出しても結構な面積を占めるため、小さなスマホの画面で提示するだけで車掌が本当に読み取れるのか、やや心配です。
また、ドイツ国鉄などはスマホ用のアプリを出しており、そちらにチケットをダウンロードして、それを提示することで足りるようです。(実際に試したわけではないので、定かではありませんが。。。)
<まとめ>
このように、欧州の鉄道チケットを買うことは、日本でインターネット通販をする感覚で、誰でもできると言ってよいでしょう。ネックは、サイトが英語だという点ですが、それも難しい単語は使われていませんし、何度かやればすぐに慣れる程度です。
欧州旅行で鉄道を乗りこなせれば、旅行の選択肢は飛躍的に広がります。
ぜひ、鉄道を乗りこなし、欧州旅行を満喫していただきたいと思います。
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