ヨーロッパ旅行に関するお役立ち情報をお届けしていきたいと思います。
今回は、フランス同時多発テロを受け、在日フランス大使館が、「パリ同時多発テロ事件後のフランス滞在に関するQ&A」を掲載していますので、そのポイントをお届けします。
フランスへの渡航をお考えの方は、ご自身で一読されることをお勧めします。
(リンクはこのページの一番下にあります。)
<主な内容>
(1)フランスへの入国
Q&Aによれば、
- 全ての入国地点(道路、鉄道、港、空港)で審査を実施
- 国際鉄道路線の駅、空港では待ち時間がかかることが予想
テロ以前は、シェンゲン協定締結国からの入国では国境審査が省略されていたのですが、「全ての」入国地点で審査を実施ということなので、これは事実上のシェンゲン協定の停止といえます。よって、従来、入国審査が不要であったベルギー、ドイツ、スペイン、イタリア等からの入国に際しても審査が発生するため、時間がかかるということです。
その点を考慮して、旅行のスケジュールを立てる際は、余裕を持ったものとしておく必要がありますね。
(2)観光名所、美術館、記念建造物
Q&Aによれば、
- フランス全土で、公共の観光施設全体が公開されている
- 市民の安全を守るため必要があれば、警視総監の指令により一部の施設が閉館になる
新たな事件の発生が無ければ、観光を行うことは可能なようです。
(3)ショッピング、レストラン・バー・クラブ
Q&Aによれば、
- デパートやショッピングモールをはじめ、店舗は全て営業
- レストラン、バー、クラブの営業には制限がなく、通常通り営業
ショッピング、飲食に関しては、通常と同じように楽しむことができます。
(4)交通機関
Q&Aによれば、
- 国内交通機関は、空路網と鉄道網ともに通常通り運行。国内列車と国際列車も運行は正常
- フランス発着航空便の11月13日以降の欠航はない
- パリでは、地下鉄、バス、路面電車(トラムウェイ)、郊外路線電車(RER)の運行は正常
- 県知事の判断で局部的な制限措置がとられる可能性はある
とのことです。
パリを含め、フランス全土で公共交通機関の運行(運航)はテロ以前と変わりないということですね。
他方で、Q&Aは、
- 監視と点検の措置が公共交通機関全体で強化
- 空路・国際鉄道網へのアクセスについては、搭乗・乗車前の点検が強化されており、追加の待ち時間を考慮する必要
- 機動隊は、個人・荷物類のチェックを行うことができ、機動隊には危険とみなされる私物の輸送を禁止する権利がある
とも記載しており、航空機、国際列車を利用した旅程では、搭乗・乗車前点検に係る時間の分、早く空港・駅に到着している必要があるということです。
また、機動隊による荷物検査がありうるということも頭に入れておいた方が良いでしょう。
また、機動隊による荷物検査がありうるということも頭に入れておいた方が良いでしょう。
(5)治安
Q&Aによれば、
- フランス大統領が発令した「非常事態宣言」は安全確保のため警備力を拡大するもの。夜間外出禁止令を意味するものではないし、外国人観光客のフランス滞在の質に影響を及ぼすものでもない。(当初は12日間の期限が、その後3カ月に延長)
- 警察及び憲兵隊が増員され、フランス全土に配置。パリ及びその周辺の市街化地域だけでも軍人約3,000人を増強しており、最終的には5,000人以上の警官及び憲兵を追加し、治安を確保
- 公共交通機関と、観光名所などの周辺では、人員を増員して監視が強化(パリの施設では3倍に増員)
とのことです。
フランス政府も業界関係者も、安全性をフランス全土における最優先事項の一つとしており、治安の確保のためにできることは全てやっているという印象です。
以上、在日フランス大使館がフランス滞在者に向けたQ&Aのポイントをご紹介しました。フランスに渡航される方は、ぜひ、下のリンクから全文をお読みいただくことをお勧めいたします。
在日フランス大使館『パリ同時多発テロ事件後のフランス滞在に関するQ&A』
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