ヨーロッパ旅行に関するお役立ち情報をお届けしていきたいと思います。
今回は、フランス同時多発テロを受け、26日、外務省から注意喚起文書が新たに発出されましたので、その詳細をお届けします。
ヨーロッパ旅行でフランスへの渡航をご検討中の方は、ご注意ください。
<フランス同時多発テロの概要>
テレビ・新聞で大きく報道されているのでご存知かと思いますが、11月13日夜(現地時間)、パリで少なくとも130人が死亡、負傷者が多数発生する同時多発テロ事件が発生しました。
事件が発生したのは、以下の7か所で、1~6はパリ10区及び11区です。
- ビシャ通りのレストラン「ル・プティ・カンボッジ」(rue Bichat)
- フォンテーヌ・オ・ロワ通りのカフェ(rue de la Fontaine au roi)
- ヴォルテール大通りの小劇場「バタクラン」(Bataclan, Boulevard Voltaire)
- シャロンヌ通り(rue de Charonne)
- ヴォルテール大通り(boulevard Voltaire)
- ボーマルシャ通り(boulevard Baumarchais)
- パリ北部近郊の国立競技場(Stade de France)
これに対し、フランスのオランド大統領はイスラム過激派組織 ISIL の犯行と断定しました。
一方,ISILは犯行声明を発出し、フランスに対する更なる攻撃を警告しています。
<フランス政府の対応>
オランド大統領はフランス全土における緊急事態を宣言し、
- 国境(陸路、空港、鉄道、海上)におけるコントロールの強化
- パリ市の施設(美術館、マルシェなど)は全て閉鎖
- 集会・デモに対する許可は取消し
の措置を取りました。
現在、パリ市のほとんどの観光名所及び施設は再開しているようです。
<外務省の注意喚起の内容>
これらの状況を受け、外務省も注意喚起文書を発出し、フランスに渡航・滞在する方に対して以下を呼び掛けています。
- 最新の関連情報を入手する
- テロの標的となりやすい場所(政府・軍・警察施設付近、公共交通機関、宗教施設、観光施設、デパートや市場など不特定多数の人が集まる場所)では、周囲を警戒し、不審な状況を察知したら速やかにその場を離れる
- 万一に備え、家族や友人、職場などに日程や渡航先の連絡先を伝えておく。
- 3か月以上滞在する方は、在留届を提出する。そうでない場合でも、「たびレジ」に登録する。
詳細については、以下の外務省HPの注意喚起文書をご覧ください。
外務省『フランス:パリにおける連続テロ事件の発生に伴う注意喚起(再々更新)』
<気を付けるべきこと>
外務省の呼びかけの一番最初の項目にある通り、最新情報の入手に努めてください。特に、外務省の海外安全ホームページをこまめにチェックすることをお勧めします。
具体的に想定されることは、
- 国境の管理:入国審査に時間がかかることは予め織り込んでおく
- 観光名所や施設:今後も情勢の変化により、閉鎖されることも十分、想定される
ということかと思います。観光名所では、例えば、エッフェル塔は一度再開されたものの従業員が安全を確保できないと訴えたことにより閉鎖されたということもありました。
フランスの緊急事態宣言の有効期間は2016年2月25日までですので、それまでは引き続き厳重な警戒が必要です。
また、次に述べる「たびレジ」は、身の安全の確保の観点からぜひ、登録することをお勧めします。
<「たびレジ」とは?>
「たびレジ」とは、いざという時、在外公館などから緊急時情報の提供を受けられる登録システムです。
具体的なメリットは、
- お役立ち情報の提供:旅行日程を登録することで、旅行先の在外公館の連絡先や旅行先国の渡航情報が見られる。
- 緊急時の情報提供:登録したすべてのメールアドレスに、在外公館が発出する緊急一斉通報や最新渡航情報メールが送られる。
- 緊急時の連絡:旅行先の国・地域で緊急事態が発生した際、登録した電話番号や宿泊先をもとに、緊急時の連絡を行う。
登録には、パスポート番号のほか、旅行の日程(国と都市)を明らかにする必要があります。実際にやってみると、5分程度の簡単なものです。
現在のようなテロの不安が増している状況下では、情報の入手が極めて重要です。情報を入手できないことが命取りになる可能性すらあるでしょう。
ぜひ、登録されることをお勧めします。
外務省「たびレジ」トップページ
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