ヨーロッパ旅行に関するお役立ち情報をお届けしていきたいと思います。
今回は、フランス同時多発テロを受け、ベルギーがテロ脅威度を引き上げましたので、その詳細をお届けします。
<フランス同時多発テロ>
テレビ・新聞で大きく報道されているのでご存知かと思いますが、13日夜(現地時間)、パリで少なくとも129人が死亡する同時多発テロ事件が発生しました。フランスのオランド大統領はイスラム過激派組織 ISIL の犯行と断定し、警戒態勢を敷いております。
また、18日朝(現地時間)、パリ北部郊外のサン・ドニ市でこの同時多発テロの容疑者らが立てこもるアパートを制圧した際、銃撃戦が発生し、首謀者ら2名が死亡しました。
パリ同時多発テロ事件については、ベルギー出身者が同地において犯行を準備したと報じられています。
<ベルギー政府の対応:テロ脅威度の引き上げ>
これらを受け、ベルギー政府は、テロ脅威度について、
ブリュッセル:3から4に引き上げ
ブリュッセル以外の地域:2から3に引き上げ
という措置を取りました。
このテロ脅威度とは、4段階で示されるもので、
脅威度2:中程度。テロが発生する可能性は小さい。
脅威度3:高い。テロの可能性があり、発生しうる。(ブリュッセル以外の地域)
脅威度4:非常に高い。非常に危険であり、事態は切迫している。(ブリュッセル)
という基準です。
現在のブリュッセルは、非常に危険で、事態は切迫している、という状況だということをベルギー政府が宣言しているということになります。
<ベルギー政府の呼びかけ>
ベルギー政府(内務省危機管理センター)は、ブリュッセル首都圏地域の住民に対し、以下を呼び掛けています。
- 多数の人が集まる場所(コンサート、大規模行事、駅・空港、公共交通機関、大規模商業施設)を避ける
- 大規模イベントは中止
- 21日及び22日のブリュッセルの地下鉄の運行の中止
現に21日の地下鉄は運休となったとのことです。
<日本政府による注意喚起>
外務省は、注意喚起文書を発出し、ベルギーに渡航・滞在する方に対し、不測の事態に巻き込まれないよう、以下を呼び掛けています。
- 最新の関連情報を入手する
- 軍・警察施設付近、政府施設、観光施設、多数の人が集まる場所への訪問は可能な限り控える
- テロの標的となりやすい場所では、周囲を警戒し、不審な状況を察知したら速やかにその場を離れる
- 万一に備え、家族や友人、職場などに日程や渡航先の連絡先を伝えておく。
- 3か月以上滞在する方は、在留届を提出する。そうでない場合でも、「たびレジ」に登録する。
詳細については、以下の外務省HPの注意喚起文書をご覧ください。特に、ベルギーへの渡航をお考えの方は、ご自身の目で文書をご確認されることをお勧めします。
また、外務省海外安全ホームページは、海外渡航される方への安全情報発信のポータルサイトです。ブックマークして、こまめにチェックされるとよいでしょう。
外務省『ベルギー:ベルギーにおけるテロ脅威度の引き上げに伴う注意喚起(更新)』
外務省海外安全ホームページ
<「たびレジ」とは?>
「たびレジ」とは、いざという時、在外公館などから緊急時情報の提供を受けられる登録システムです。
具体的なメリットは、
- お役立ち情報の提供:旅行日程を登録することで、旅行先の在外公館の連絡先や旅行先国の渡航情報が見られる。
- 緊急時の情報提供:登録したすべてのメールアドレスに、在外公館が発出する緊急一斉通報や最新渡航情報メールが送られる。
- 緊急時の連絡:旅行先の国・地域で緊急事態が発生した際、登録した電話番号や宿泊先をもとに、緊急時の連絡を行う。
というものです。
登録には、パスポート番号のほか、旅行の日程(国と都市)を明らかにする必要があります。実際にやってみると、5分程度の簡単なものです。
現在のようなテロの不安が増している状況下では、情報の入手が極めて重要です。情報を入手できないことが命取りになる可能性すらあるでしょう。
ぜひ、登録されることをお勧めします。
外務省「たびレジ」トップページ
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